亀田郷の水質
(非かんがい期における浄化用水の効果)


浄化用水による水質改善効果
 亀田郷では、農業用水の入らない非かんがい期(おおむね9月〜3月のお米づくりのに水を必要としない時期)になると地区内の水循環と家庭雑排水を希釈する水源を失い、鳥屋野潟の水質や地域の水辺環境が悪化する原因の一つとなっていました。そこで、土地改良区では関係機関とともに非かんがい期における浄化用水を沢海揚水機場・舞潟揚水機場・本所排水路の3ヵ所から導入しており、効果をあげています。
 今後、浄化用水導入路線の拡大を図り、より広域にわたる水辺環境の増進を実現していきたいと考えています。

清五郎排水路
清五郎排水路

清五郎排水路 浄化前

清五郎排水路 浄化後

浄化用水を流す前は、アオコが発生していました。浄化用水を流すとアオコがなくなり、水の色も澄んでいます。
大石排水路
大石排水路 ゲートポンプ
住宅地を流れる大石排水路に浄化用水を流すため、ゲートポンプを設置し、水を送り出します。
大石排水路 浄化前 大石排水路 浄化後
浄化前 浄化後
浄化用水を流す前は、排水路の水が濁っていました。浄化用水を流すと、排水路の水が透きとおり、きれいに反射した雲が見えます。
浄化用水の導入経路

舞潟揚水機場からの浄化用水量とCOD濃度の変化