工区紹介その4

両 川 工 区

両川地区、は信濃川・小阿賀野川に接した地域で、昔は両川「ふたがわ」村といっていましたが、いつの頃からかわかりませんが「りょうかわ」と呼ぶようになりました。


両川用水路 工事前

両川用水路 工事後
(生態系保全ゾーン)

信濃川では昭和の初め頃まで帆船が行き来し、酒屋村に川港があり人や物資が集まり賑わっていました。
両川は梨の生産地として有名でありますが、最近はシシトウやそらまめ等の生産も盛んに行われています。
地域用水機能増進事業については、両川用水路の生態系保全ゾ−ンの整備も完了し、非かんがい期になると水が枯れていた水路も、今年度より水中ポンプを設置し、生き物が生息できる環境を整えました。秋には水路の両岸に芝を張り景観もよくなり水辺に親しみをもってもらえると思っています。
今年度は親水・景観ゾ−ン(割野小学校脇)の整備も着手する予定で、完了すれば両川地区の「宝」として地域ぐるみでの維持管理に取り組んでいきたいと思っております。
また、地域づくり活動として年一回の総会と基調講演や、酒屋町商工会が主催する「夢まつり酒屋」の支援など行い、地元商店街の来場者は普段の数十倍にもなり絶大な集客効果をあげ、地元農産物の販売で農家と消費者のつながりになり地域の活性化に貢献しています。

夢まつり酒屋




信濃川漁協では、サケ資源の質の向上と維持・増大を目的にサケの種苗生産を行っています。また、多くの人達に信濃川のサケや河川環境について関心を持ってもらうため、毎年両川地区では春先にサケの放流を行っています。晩秋になると大海を3〜4年回遊し母なる川に遡上するサケを捕獲採卵します。それらを地元小学校では、総合学習の一環として漁協より譲り受け大切に育て5〜6pに成長した稚魚を信濃川に放流している。

両川出張所は酒屋町民の家の裏手に江南区両川連絡所・酒屋商工会と3団体が一カ所に集まっており、両川地域の拠点として機能を発揮しています。藤島工区長を始め工区役員・職員一緒になり組合員サ−ビスに努め土地改良事業・維持管理事業・地域づくり活動に積極的に取り組んでいます。


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