着任の挨拶

北陸農政局亀田郷農業水利事業建設所 
所長 石川 美喜男

 4月の人事異動で、亀田郷農業水利事業建設所の所長に着任しました石川です。よろしくおねがいします。
亀田郷土地改良区・組合員の皆様には国営亀田郷地区の事業の推進に御尽力頂き感謝申し上げます。
 私と亀田郷との出会いは、農政局の防災課時代に県営地盤沈下対策事業を担当していた時からで丁度そのころ地区名が亀田郷から新潟南部に変わる時期で、よく現地の方には寄せていただきました。また最近では水利整備課で河川協議を担当していたこともあり、現在新潟市で進められている環境用水導入に向け、お世話いただきました。お陰で順調に進められていると聞いており、土地改良区の皆さんのご苦労に感謝いたしております。

国営事業の進捗状況
 念願でありました、国営事業の基幹水利施設である新親松排水機場が完成し去る3月22日に通水式を行い供用が開始されました。これもひとえに組合員皆様方の熱意と御協力と感謝申し上げます。現在管理につきましては旧機場と同じく、県管理費補助事業により新潟県により管理されています。旧機場とは違いIT化が進み、郷内の既設排水機場の監視等により排水の二元管理が可能となります。
本年一部水管理システムに関する工事が残っていますが、本年度でほぼ完成予定となっています。また本年より二ヶ年をかけ旧機場を撤去することとし、来年度の完成に向け事業を推進しています。

亀田郷シンポジウムの開催
 水土里ネット亀田郷・北陸農政局の主催で実施された水土里フオーラムin亀田郷「未来へつなぐ亀円郷の田園環境」について沢山の方々にご来場いただきありがとうございました。
本年4月に新潟市が政令指定都市となり、都市機能と豊かな自然環境が調和・共存する「田園型政令指定都市」食と花の都を目指しております。今回のフォーラムにおいて亀田郷において土地改良事業が果たしてきた役割が十分ご理解が頂けたかと思っています。その中でも親松排水機場が地区の重要な施設であり、農業のみならず防災上の観点から既設排水機場及び鳥屋野排水機場と連携し広域排水に対応すべく基幹施設と考えています。
 また、本年度から農政改革3対策(品日横断経営安定対策)(米政策)(農地・水・環境保全向上対策)が実施されます。
特に「農地・水・環境保全向上対策」については、土地改良施設等を地域資源と位置付け、農地・農業用水等の資源の保全を地域の共同作業により地域住民で守っていく事としています。現在の亀田郷のあるべき姿について組合員の皆様のみならず非農業者の方々にも歴史認識を持って頂き、先人達の知恵と苦労を再確認していただくためにも今回の亀田郷シンポジュームは意義深いものであったと思っています。これからも機会あるごとに、組合員の皆様と話し合い、事業を進めていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。

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