〜不法投棄撲滅へ向け、地域のちから・組織のちから〜
亀田郷900人のボランティアで清掃活動実施
亀田郷一斉清掃開催報告

開会式

平成18年6月4日(日)、本年度の亀田郷一斉清掃が実施されました。
主催は亀田郷地域用水対策協議会と亀田郷環境整備連絡会。各地区の協議会を通じて、多くの住民の皆様、組合員の皆様から参加いただくとともに、関係機関の皆様のご協力のもとに実施しております。
例年、6月第3日曜日を目処に実施してきましが、本年より、共通路線での草刈が始まることから、草刈作業の効率化と安全性確保のため、草刈前の6月第1週に実施しました。

今年で4回目を迎えるこの活動は、回を重ねるたびに参加者数も増え、今回は929人の参加をいただきました。主清掃活動の様子な実施ヵ所は、高速道周辺のエリアと、地域の主要な水路の沿線など。
参加人数が増えたこと、また、清掃エリアが広がったこともあり、回収したゴミの量もこれまでで最多の、一般ゴミ(埋立処分ゴミ)15,600kg、粗大ゴミ(有料処分ゴミ)処理費用1,353,000円分。処理費用については、一般ゴミは新潟市より免除いただき、粗大ゴミの分は、新潟市・東日本高速道路・地域用水対策協議会で負担しました。

しかしながら、清掃の翌日には、また新たなゴミが捨てられているという悲しい現実があります。不法投棄撲滅に向けた、抜本的な対策が必要です。

【亀田郷内不法投棄 関係機関合同対策会議の設置】トラックに集められる埋立処分ゴミ
年々悪質化し、増加を続ける不法投棄に対処するため、今回の一斉清掃の実施を前に、「不法投棄関係機関合同対策会議」を立ち上げました。構成団体は、亀田郷一斉清掃の参加団体を中心に、取り締まりや処分に関する対応も考慮し、新潟東・新潟南両警察署を加えたほか、北陸地方整備局新潟国道事務所など、より広範な団体へも参加を呼びかけております。
会議では、一斉清掃やパトロールの強化にもかかわらず不法投棄が後を絶たない現状を共通の認識とした上で、各団体集められた粗大ゴミの一部における取り組みの状況を報告し、今後の不法投棄防止に向けた対応について意見交換を行いました。
各団体において、様々な取組みがなされているものの、現状としては、個別には具体的な解決策が見出せていない状況にあります。これを、いかに関係機関が連携して、地域住民の協力を得ながら、実効性のあるシステムとして作り上げていくかが、今後の課題として認識されました。
各参加団体は、このシステムの構築にむけ、現在可能な取り組みを強化して推進すると共に、この対策会議を通じた情報交換と連携を密にし、具体的な対策を講じていくことで合意しました。亀田郷土地改良区としても、悪質な投棄が多い現場を中心に、監視装置を設置し、画像情報による犯人の特定や、投棄の季節や時間、手口などの傾向分析に取り組む計画です。

 


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