幹線用排水路溝畔の
草刈り・植栽モデル施行が始まりました。

亀田郷土地改良区では今年度より幹線用排水路溝畔の除草を、これまでの薬剤を使用した除草から、草刈機を利用した除草作業を行うこととしました。
 亀田郷の農業の将来を考え、亀田郷農産物のブランドイメージ向上に貢献するため、平成12年から環境をテーマとした事業を行ってまいりました。その上で一般住民と共に環境保全の大切さを考えてまいりました。その活動の成果を踏まえ今年度から実施することといたしました。
 3月6日〜8日には、草刈機の紹介と実演会を石山出張所脇で開催しました。3日間で、延べ140人が参加され、乗用型やトラクターの付帯式、肩掛け式などの機種を展示、刈り込み性能や使用方法を体験しました。参加された方々はこの実演会で触発され、改めて環境保全活動の重要性を再認識されていた様子でした。
 6月に入り、各工区から一回目の除草作業の実施報告が届いております。除草作業に参加された組合員の皆さまお疲れ様でした。
 昨今、著しい都市化により混住化が進展しており、住民間の交流の促進は農業サイドで一層重要となっております。そんな中で農村の自然、景観の維持、さらには田園型政令市の名に相応しい安全で安心な農業が求められています。
 今後これら要望に応えるためには、農業者たる皆さんがこの亀田郷の環境保全に積極的に参画し、さらに新しいニーズを持って実施していくことで繋がることと思われます。
 また、景観保全と維持管理の軽減を目的とした植栽(カバープランツ)も試験施工として郷内各所で実施しております。
 今年度は植栽が行われたばかりで、まだまだ小さな株です。来年以降は成長して青々と茂ることと思います。定着してからは、植栽の行われた水路の管理はかなり軽減されることと思われます。
 田んぼや水路が整備され、農作業の省力化は少しずつ図られてはいますが、どうしても手間のかかる作業にならざる得ないのが草刈です。今後、以上の取り組みを地域全体でねばり強く取り組んでいければと考えております。皆さまのご指導ご協力をよろしくお願いいたします。

ツインモアによる除草作業(亀田工区 早通排水路)
ツインモアによる除草作業
(亀田工区 早通排水路)
除草作業の様子(亀田工区 早通排水路)
除草作業の様子
(亀田工区 早通排水路)
ヒメイワダレ草を利用したカバープランツ(大石排水路)
ヒメイワダレ草を利用した
カバープランツ(大石排水路)

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