大形地区 親子連れで清掃活動
亀田郷一斉清掃を実施 [大形地区]
親子連れで清掃活動

6月19日実施 830名参加

亀田郷地域用水対策協議会と亀田郷環境整備連絡会は、農業水利施設の適切な維持管理による農業生産と地域環境の保全・向上を目指して、地域の水辺環境保全に向けた取り組みを進めています。その活動の一環として、平成15年度より、両会の主催による「亀田郷一斉清掃」を実施しています。第3回となる今年度はこの6月19日(日)に、地域内の主要用排水路や農道・幹線道路・高速道路沿いの一斉清掃を実施しました。土地改良区職員だけでなく行政、道路公団などの関係機関職員ボランティアをはじめ、工区・分区、地元住民の皆さんから約830人もの参加をいただきました。

関係機関・地域住民が連携

午前9時には郷内の約30箇所に参加者が集合して清掃をスタートしました。このうち、亀田郷の基幹水利施設である親松排水機場では、開会式が開催されました。当改良区の上之山理事長や北陸農政局亀田郷農業水利事業建設所の古田所長、日本道路公団新潟管理事務所の飯塚副所長が挨拶を行いました。前年までの成果にふれ互いに謝意を表するとともに、今後とも引き続き地域環境の保全に協力を訴えていました。

また、親子連れや中学生が参加した地区も見られました。大形地区では、地元自治会の呼びかけで子供たちがまとまって参加、手分けして地区内のゴミを拾い、用意したゴミ袋があっという間になくなるほどの奮闘ぶりでした。子供たちは、「(道路の立体交差下の)ボックスにゴミが多い」「弁当の食べ殻の投げ捨てが多い」など、実際にゴミを集めてみての感想を聞かせてくれました。

親松排水機場での開会式
日本道路協会からの表彰状
(上)親松排水機場での開会式
(下)日本道路協会からの表彰状

トラック24台分のゴミを回収

亀田郷全体で集まったゴミの量は可燃ゴミだけでも4トントラック24台分に達し、家電製品や粗大ゴミも大量に回収されました。参加者の皆さまにはこうした実態を認識していただき、環境保全に対する意識を新たにしていただく契機となったことと思います。また、こうした継続的な一斉清掃の取り組みが評価され、この8月10日には「道路の日」を記念して、社団法人日本道路協会より表彰状をいただきました。

不法投棄の抜本的解決に向けた多角的取り組みを推進

水と緑の美しい環境は国民の共有財産です。環境を守るためには、国や地域社会、事業者、国民がそれぞれ適切に役割を果たしていく必要があります。国はリサイクル基本法をはじめ、容器包装・家電・自動車・建設資材・食品の各リサイクル法を制定、推進しています。新潟市も合併マニフェストの中で田園型政令市を目指しており、循環型社会を築くことを謳っています。当土地改良区も今回の一斉清掃を通じて、多くの方々から豊かな自然環境の保全とリサイクルの推進、不法投棄の防止に、ご理解とご賛同をいただくことを期待しています。

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