新理事就任
 理事長  上之山 喜男(鳥屋野工区)
 副理事長 五十嵐 修平(山潟工区)

去る2月6日に理事会を開催し、新理事の互選により理事長・副理事長および総務・事業部会の正副部会長を決定しました。

新理事写真
新理事氏名

理事長挨拶

− 上之山 喜男 −

去る2月6日に開催された理事会で新理事の皆様の互選により同日付で、引き続き理事長に就任いたしました。ご推挙くださった理事の皆様の期待と、総代・組合員の皆様の負託に応えるべく、役職員一体となり全力を尽くしてまいりますので、今後ともご支援ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

この2年間の任期を振り返りますと、機構改革による総代・理事定数の削減後、初の新体制で臨んだ任期でありました。この間、多忙な激務をお願いした総代・理事の皆様、また、ご不便をおかけすることもあったかと存じますが、ご理解ご協力いただきました組合員の皆様には、厚く御礼申し上げます。おかげさまをもちまして、経常経費の削減が可能となり、組合費を平成16年度より10アール当たり12,500円に引き下げることができました。今後とも、地元負担金、維持管理費軽減につながる制度資金を有効に活用し、組合員負担の抑制と土地改良区財政基盤の安定化に努めてまいります。


わが国の農業は、農業者の減少・高齢化が進む一方、WTO農業交渉など国際化への対応や食料自給率の向上が求められています。このような農業を取り巻く情勢の変化をふまえ、農林水産省は経営所得安定対策大綱を策定し、担い手農家の経営安定対策を図る品目横断的経営安定対策と、環境保全を重視し農地や農業用水を保全する資源保全施策の導入を打ち出しています。

当改良区の今後の事業展開においては、第一に、農地・水・環境の保全向上に重点を置いて参ります。既に実施している、住民参加で環境に配慮した用排水整備を行う県営流域水質保全機能増進事業、団体営地域用水機能増進事業を、引き続き推進します。また、多様な主体の参画により用排水施設の高度な保全活動を行う資源保全実態調査事業を継続し、海老ヶ瀬地区において、農地・水・環境保全向上活動支援実験事業を進めております。さらに環境に配慮した用排水管理の一環として、平成18年度から共通道水路での草刈りの実施・除草剤の使用の抑制を行う方向で、各地区で説明会を実施中であります。

第二に、こうした環境や資源の保全活動を支える排水対策を引き続き実施して参ります。平成19年4月の稼働開始を目指して工事が進められている国営かんがい排水事業(親松排水機場更新)を推進します。また、県営流域水質保全機能増進事業第2期、県営地盤沈下対策事業新潟南部地区第7期について、早期採択を目指して推進して参ります。

昨年3月に合併し田園型政令都市を指向する新潟市の新市農業構想においても、バイオマスエネルギーの利活用がリーディングプロジェクトとして位置づけられており、当改良区としても、農地の高度利用や保全、農家の所得確保を図るべく関係機関と連携し取り組んでいきたいと思います。


組合員の皆様には、一層のご理解とご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げ、就任の挨拶とさせていただきます。


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