大渕排水路浄化池工事完了

地域住民とともに粗朶(ソダ)護岸を施工

大江山工区の大渕地区では、圃場整備によって集約された約70アールの土地改良区有地を地区全体で有効に活用しようと、ワークショップを開催した結果、水質浄化池や生物保護水路のある『大渕の池』計画が立てられ、3月19日(土)に地域の皆さんとともに粗朶護岸の施工を行う運びとなりました。

施工当日は、軍手・長靴姿の大人36名・子供36名が足場の悪い中、すでに打ち込まれている杭に粗朶を絡ませていきました。子供たちは作業の目新しさに喜び、農家の方は作業に懐かしさを覚え、気が付けば自分の持ち場以上に作業を進める人が続出し、当初1時間半を予定していた60メートルにおよぶ護岸づくりも、あっという間に終了しました。

そして、参加者(小学生)の「今日の作業はとてもうれしい。2年前に、自分たちが引いた図面が生かされた。一生の思い出になる。」との一言に事務局も達成感で満たされました。

また作業後には、親子ビオトープ教室・昼食交流会を行い、今後、作業計画されている『カブトの森』に話がおよぶと、子供たちも「カブトムシの幼虫が、いっぱいいる所を知ってるよ。」「次、いつやるの〜?」と夢をふくらませていました。

※ 粗朶護岸は、多自然型工法の一種で、里山の雑木の枝を水路護岸に利用するもので、生物の生息空間(ビオトープ)を作り出す効果があり、また小規模な水路においては施工が容易なため、地域の皆さまとともに施工することができるものです。

大渕の池計画図 調整池
調整池
粗朶施工のようす
生物保護水路
生物保護水路
粗朶施工のようす = 多くの方から施工に
ご参加いただきました =

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