水土里の路を行く〜土地改良区のすすむ”路”

平成16年9月12日(日)、秋晴れのもと土地改良区本部事務所をメイン会場として第2回亀田郷水土里の路ウォーキングが開催された。今回のウォーキングは稲穂の中を進む、亀田丸潟地区、両川割野地区を経由する約10kmのコースを総勢350名の参加者が、残暑厳しい中にもかかわらず完歩し、県営流域水質保全機能増進事業・団体営地域用水機能増進事業で整備された清五郎排水路や平成15年度に竣工した両川揚水機場を観てまわった。

今回のウォーキングには新潟地域広域合併、亀田町閉町記念イベントという位置づけで合併後のビジョンを考えていただく機会とする目的のほかに、農業の用途であることと同時に地域の景観・環境保全にも寄与する地域財産である土地改良施設とその管理・保全を通じて公共的役割を担っている土地改良区の役割を、組合員の皆様はもとより地域住民の方々にも知っていただきたいということがあった。

”土地改良区の名前は知っているが”という方から工事・事業内容まで熟知している方まで様々な参加者が募り、土地改良区本部、清五郎排水路、両川揚水機場に設けられた説明会場で質疑応答が交わされたようであるが、施設の様々な役割について納得し、知っていただくよい機会となったのではないだろうか。アンケートの回答にもほとんどの方から”理解した”との回答を頂いた事からもそのことは裏付けられる。

今後の事業展開、施設の保全にはますます地元の方々の協力が必要になってくる。その意味において、ウォーキングで作られる”路”が広域合併後の新市が政令指定都市となったとき土地改良区の歩んでいく一つの路となることを期待したい。



スタートコールする荻荘亀田町長

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