亀田郷の歴史を今に伝える農具・民具資料館「芦沼館」越後平野に広がる美しい田園地帯、亀田郷。秋には、頭を垂れた稲穂が黄金色の絨毯となり、豊穣の時を告げます。そんな亀田郷もかつては「芦沼」または「地図にない湖」とも表現されていた。 −芦沼から乾田化へ− 悪条件の地を乾田化し、安定した農業生産の基盤へと変えたのが土地改良事業でした。 昭和23年、亀田郷耕地整理組合を結成し、乾田化へ・・・そして今、かつて「芦沼」と称されていた亀田郷は、県内でも有数の豊かな穀倉地帯と生まれ変わりました。みのり豊かな田園地帯「亀田郷」として・・・。
女性が揮毫した看板(これまで亀田郷を支えてきたのは女性の力という意味が込められています)が掛けられている入り口をくぐると、湛水時代の苦難を乗り越えてきた歴史を伝える資料約200点をご覧いただくことができます。これら収蔵資料は、亀田郷の農家と関係団体の協力により集められた資料です。 大・小阿賀野川、信濃川に囲まれた地理的特性を持つこの亀田郷地域は、長い時間をかけて育んできた文化があり、生活があります。それを知るには農具や民具などを見て、触れて、感じることがとても大切です。農具・民具資料館「芦沼館」ではそういった昔ながらの生活を実感することができます。
これからも、亀田郷農業の一つの軌跡として、守り、伝えていきたいと考えます。 「芦沼館」見学をご希望の際は5〜30人のグループ単位で、企画課 情報計画係へお申し込み下さい。また収蔵品の一部は、亀田郷土地改良区ホームページでもご覧いただけます。 最後に芦沼館建設にあたりご協力いただいた、亀田郷農家の皆様ならびに関係各位に深く感謝申し上げます。 VR芦沼館HPアドレス |
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