亀田郷の四季写真コンテスト

総 評 

審査委員長(日本写真協会会員) 本田 清

田園型政令指定都市を目指す新潟市、その中心的位置を占める亀田郷は、新潟市の洋々たる未来を予兆させる存在です。

その亀田郷の21世紀初頭の今の姿を記録として残そうという意義深い写真コンテストに、250数点もの多数の応募作品があったことを喜びたいと思います。

信濃川・阿賀野川という両大河に抱かれた田園都市亀田郷を物語るモチーフは、多岐多様にわたり無尽蔵です。今回は、鳥屋野潟やビッグスワンなどをとらえた作品が多く見られましたが、もっと地域に密着した年中行事や風物詩にも、じっくりと目を向けた作品があれば一段とよかったと思います。
女性を含むハイクラスのアマチュア写真家の応募作品が競合し、上位選定に苦心しました。惜しくも選外となった作品にも、記録として残して置きたいと思うものもありました。

このコンテストが一層充実した姿で継続され、いつか記録写真集としてまとまる日があればと祈っています。